圧縮データ

昨日の出来事なんですが、WEBを介して、
AIFFデータを圧縮して纏めたzipデータを受け取りました。
60MBほどだったと思います。
しかし、解凍されて出て来るデータは320MBほど。


音声データは圧縮してもなかなか小さくならない、
と、極々一般的な考えをしていたので、
とてもビックリして衝撃的でした。


データを受け取る前に、圧縮して60MBという旨を電話で聞いた時は、
先方がPC関連に詳しく無い事から疑ってたのですが、
データを受信し終わってこちらで開くと、
やはり320MBなんですね。


とても不思議に思い、色々実験をしてみたら、
原因が分かりました。
zipファイルに圧縮する際、
無音部分はかなりの高圧縮をしている、
ということです。
無いに等しい状態で圧縮しているようです。
全く無音の30MBほどのファイルを生成し圧縮したら、
30KBほどでした。


あとは、大きくは変わりませんが、
音圧も関係しているようです。波形が板チョコなほど、
圧縮はできません。
試しにミミズのような波形を作り、
圧縮してみたら、3/5くらいには小さくなりました。
しかしそれでも半分は切らないし、
無音かどうか、という事の方が影響します。


今回受け取ったデータは、
こちらでプロジェクトウィンドウにペタって貼って、
すぐに作業ができるような、
各トラックが揃ってるデータですので、
必然的に無音部分が多く存在します。
だから、320MBが60MBになった訳です。


48kHz、24bitのデータですので、
初めはそれが何か関係してるのかと憶測したりしましたが、
結論は無音。
今まで当たり前、常識としていた事が、
ある意味覆され、相当衝撃的でした。



ファイルの圧縮・解凍事典

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