ミサイル発射誤報

結局本日は打って来なかったようですが、
まだ気を抜けないですね。


で、誤報を流してしまった訳ですが、良いことでは無いと思います。
しかし、お国柄やむを得ない気もします。
法に関してもですけど、こんな平和で、こういった事態に全然慣れてない国です。
これから法や憲法の改正含め、日本という国を守るための経験と、
それに取り組むきっかけになれば良いのでは。


少なくとも「捏造」を報道するマスコミよりは良いのでは?(笑)
「捏造」と「誤報」は異なるものです。



民間防衛ーあらゆる危険から身をまもる

民間防衛ーあらゆる危険から身をまもる

「率直におわびしたい」河村官房長官ぶら下がり会見詳報


4月4日20時3分配信 産経新聞


 河村建夫官房長官は4日夕、北朝鮮による長距離弾道ミサイルに関し、発射を誤探知して発表、訂正したことについて「国民のみなさまにも心配をおかけしたことは率直におわびしたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。長官のぶら下がり会見の詳報は次の通り。



 ――今日の通告時間が過ぎたが、今後の態勢は


「そうですね。通告は本日から、午前11時から午後4時までということでございますからこの期間が経過をいたしまして、本日これ以降の飛翔体の発射というのはほとんどないであろうと、こういうふうに思っております。そこで一応、政府としてはですね、これは官邸対策室はそのままございますから、必要な要員は確保しながら、一応今日の警戒態勢は閉じるという形を取りました。取りましたが、明日以降ございますから、引き続いて緊張感を持って対応していかなきゃいかんと、このように思っています」


 ――北朝鮮側の発射の意思に変わりはないとみているのか


「発射する態勢完了というところで終わっておりますので、そのように考えております」


 ――自衛隊などの警戒態勢はどのようになるか


「これはこれまで通り今取っている態勢をそのまま継続をして、さらに万全の態勢を崩さないでいくと、こういうことです」


 ――国民に呼びかける言葉は


「私どもは、打ち上げが普通に行われれば、日本の国土に落下物が落ちる等々のことは極めて少ないと、このように思っておりますから、先にも申し上げました通り、平常の生活をしていただきたいと、こう思っております。しかし、万々一のことを考えて、万全の態勢はとり続けておりますから、その点はわれわれとしては最善のことを尽くすと。万一のことは考えて対応するということをみなさんに改めて申し上げたい」


 ――麻生太郎首相から指示はあったか


「首相からは、引き続いて態勢を取るようにということを、万全の態勢をとり続けるということでありますが。ずっと私、危機管理センターにおりましたので、この会見が終わりましたら改めて総理にご報告を申し上げて、引き続いて態勢をとり続けたい。こう思っております」


 ――午前中は誤探知で混乱したが、原因についてどう考えるか


「これは、防衛省からも発表いたしておりますが、自衛隊のレーダー。これ、千葉県旭市の飯岡のレーダーが何らかの航跡を探知したと、これを北朝鮮からの飛翔体、飛翔体の発射と誤認したことによるものだと、こういわれておりますが、その原因詳細については現在、確認中であります。しかし、このような結果として誤報として発表いたしたものですから、みなさま方に大変、国民の皆様にも心配をおかけしたことは率直におわびしたい。このように思います」


 ――誤探知だが、レーダーの情報もあったと思うが、一つの情報だけで広報したということか


「これはひとつは米国の衛星、早期警戒情報がございます。ここから入ってくる。それから在日米軍を通して防衛省。もうひとつはイージス鑑から入ってくる。それからレーダー基地から入ってくる。これらの情報をお知らせするということになっていますから。今回はレーダー基地からのでありました」


 ――それをもって判断して広報したと


「そこのところがどういう誤りだったかと調査している」


 ――米国の早期警戒衛星の…


「情報ではなかった」


 ――マニュアルに基づいた流れだったのか


「そのように思っております」


 ――中央指揮所から危機管理センターへの連絡はそのときはあったのか


「センターですか?」


 ――中央指揮所から危機管理センターへの連絡だ


「これはいつものような、マニュアルにのっとって防衛省側からこちらに入ってきたと、こういうことです」


 ――では、官邸の危機管理センターが勝手に誤報を出したということではないということか


「まあ、そういうこと。受けたから出したので」


 ――誤認をしたのは防衛省側か、管理センター、官邸側か


「これはレーダーがそれを、航跡なりを探知したという情報が入ってきた。これは発射されたもようだということで、われわれは受け止めてそれを発表したということであります」


 ――発射されたもようだと判断したのは防衛省か、官邸か


「そのように発射されたようだと入ってきたから、それを発表した」


 ――防衛省側が判断したということか


「それはキャッチしたという情報ですから」


 ――防衛省側が、通常、レーダーのみの情報で判断することはないとも言っているが、そのようなことはあるのか


「これについては、われわれの方は直接関知しておりませんで、そこの判断は、レーダーなり、あるいはアメリカの情報なりを防衛省が受けて、われわれに報告する、それを皆さんにお伝えするのがわれわれの仕事であります」


 ――官邸の判断は介在していない?


「しておりません」


 ――防衛省側が発射されたという判断をして勝手に上げてきたと?


「ということです」


 ――防衛省の中では防衛省で判断して官邸に上げた事実はないという話もあるが。


「そんなことは一切、それはわれわれ関知していません。情報が入ったものを、われわれ皆さんにできるだけ一刻も早くお知らせするということでありますから、防衛省に対しても情報をできるだけ速やかに上げるように。そして、総理からも、いつ発射されて、それが無事に通過したかどうかっていうのは非常に皆さんも心配しておられるもんだから、できるだけそれを早く探知をしてですね、通告するようにというふうに言っておりますから、それにのっとってわれわれは情報を受けたもんでありますから、速やかに皆さんに伝達したと、こういうことであります」


 ――レーダーの情報というのは、直接官邸の危機管理センターに情報が入ってくる仕組みになっているのか


「直接ではありません。防衛省を通じて入るわけで、すべて一度情報は防衛省に入ってそこからくると、このようになっております」


 ――報道各社には5分後に誤報だという発表があったが、間違っていたということはどこでどういうふうな情報をもとに誰が判断したのか


「それは防衛省側から誤認であったという情報が入ったから、それをまた皆さんにお伝えしたと、こういうことですね」


 ――今回の件を受けて…


「われわれの方じゃ、それ判断しようがないですから」


 ――今回の件を受けて、判断、情報通信、広報の態勢を変えることはあるか


「それはありません。マニュアル通りやっていただくのが一番だと思っております」


 ――防衛省には注意なり、指示なりしたのか


「結果を待たなきゃなりませんので、待った上で、今後の態勢については当然、今まで通りの態勢でやると」


 ――今回のことを踏まえての注意なり指示なりは


「これは、できるだけ早く皆さんにお知らせしたいという思いが強いわけでありますから、これまで通り、もちろん、こういう誤認は迷惑かけることになりますから、こういうことはあってはならないと、こう思いますけど、できるだけ探知能力を発揮して、速やかに情報を上げていただく、これも当然のことだと思います。ただ、こういうことがありましたんで、防衛省側も対応については、このようなことがないようにというのは十分注意をするだろうと思います。ただ、これはもう一刻を争う情報ですから、そのときの適宜適切な判断、これはお願いしなきゃならん、と思います」


 ――手順、マニュアルに不備があったと考えるか


「現時点ではそのようなことは考えておりません。これは今、検証しなきゃならない、実際にまあそういうことが起きたわけですから、これは検証をいたしますけど、現時点ではきちっとマニュアル通りやっていただきたいと、このように思ってます」


 ――何を間違って探知したかは分かってないのか?


「あの、何らかの航跡をとらえたのではないかという、時点ですね、現時点では」


 ――国民に逆に不安を与えたと思うが、今後の政権に与える影響はどう考えるか


「政権…?何か影響ですか?これは今から飛翔体がどうなるか、むしろこれの措置の問題が一番国民の皆さん、関心ありますから、明日以降どうなるか。そしてわれわれとしてはあくまでも、このアジア地域の平和と安定を損なうですね、この飛翔体発射については自制すべきだと、これ安保理決議違反であるということを強く求めておりますから、その政府の考え方は今も変わりません。これからも今日の時点においても、われわれとしては自制すべきであると、そのことを強く求めております」


 ――北朝鮮が発射準備を完了したと発表してからこれまで発射がなかったが、その理由は分析しているか


「これは分析は特にしておりません」


 ――理由はまだ


「ええ、分かりません」


(Yahoo!ニュース)