キーバインド

本日はキーバインドを変更するソフトをご紹介したいと思います。

窓使いの憂鬱


予めテキストエディタで設定ファイルを作成し、
窓使いの憂鬱に読み込ませてキーバインドを変更します。
使いこなせば、かなり高度な設定も出来ると思います。


http://mayu.sourceforge.net/

数々の関数


キーを置き換えることは勿論ですが、
数々の関数が用意されており、
これらを組み合わせるでとても便利なキーバインドになります。
元々はキーボードからウィンドウを操作出来るソフトを探していたのですが、
窓使いの憂鬱の関数「&WindowMove(dx, dy)」でそれらの操作も可能になります。
個人的には、ウィンドウへメッセージを送信する関数、
「&PostMessage(window, message, wParam, lParam)」が気になりますね。
Windows API関数の「PostMessage」が窓使いの憂鬱から使えるというのは便利そうです。

キーバインド設定方法

設定ファイルの作成


基本的には「key KEY = KEY or FUNCTION」という記述でキーバインドの設定ファイルを作成します。
例えば僕はウィンドウを移動したいことが目的でしたので、
下記のように記述をすると、Windowsキー+矢印キーでウィンドウが20ピクセルずつ移動します。


#任意の方向にウィンドウを20ピクセル移動


include "109.mayu"
key W-*↑= &WindowMove(0, -20)# 上に移動
key W-*↓= &WindowMove(0, 20)# 下に移動
key W-*←= &WindowMove(-20, 0)# 左に移動
key W-*→= &WindowMove(20, 0)# 右に移動


Windowsキー+矢印キーというキーコマンドはあまり使われないので、
これでも良いですが、
僕の場合はWinFlipを使用する際にWindowsキー+矢印キーを使用しますので、
このままではWinFlipのフリップ3Dを実行した際に、
フリップ3D実行中のウィンドウが20ピクセル移動してしまうおかしな状態になります。
それを避けるために下記のキーバインド設定を追加します。


#WinFlip用


window WinFlip /WinFlip\.exe/ : Global
key W-*↑= W-*↑# 上に移動
key W-*↓= W-*↓# 下に移動
key W-*←= W-*←# 左に移動
key W-*→= W-*→# 右に移動


結局、対象がWinFlipだった場合はそのままのキーでって感じです。
WinFlipに興味持たれた方は、こちらのエントリーをどうぞ。

設定ファイルの適用


作成したテキストはファイル名を「○○○○.mayu」として保存します。
タスクバーに常駐している窓使いの憂鬱を右クリックして、
「設定」を選択します。ウィンドウが開きますので、「追加」を選択します。
ウィンドウが開いたら名前(設定名)とファイル名(保存したファイルのパス)、
シンボル名を設定します。シンボル名はとりあえず空白にして下さい。
設定すると、下の画像のようになると思います。


Tキーバインド


「OK」を選択してウィンドウを閉じ、
再度右クリックをして、今度は「選択」の中にある追加された設定名を選択すると、
設定ファイルのキーバインドが適用されます。
もし設定ファイルに記述ミスがある場合、ここでエラーが表示されます。

開発終了


ここまで便利なキーバインド・ソフトとしてご紹介してきましたが、
実は開発が終了しています。ですので、XPまでしか動かないみたいです。
ですが、あまりに有益なキーバインド・ソフトなので、
別の作者がVista対応などを施した派生版として、「のどか」を開発しました。
また、デジタル署名取得の実現化のために有償ソフトとなっています。


http://www.appletkan.com/nodoka.htm

窓使いの憂鬱のダウンロード


開発が終了しているのか、
作者のホームページではダウンロードできるページが見当たりませんでした。
下記のページよりダウンロードが可能です。


http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=5403



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