Win7登場で問われるMacの真価

結局のところ、WinとMacどちらが良いのか?
ということを言いたい記事にも見えますが…(笑)
でもその辺、不毛な議論ですし、どうでも良いかなぁ。
どちらにも長所、短所があって、また棲み分けもできてると思います。
僕個人的には、コンピュータ自体が好きなので、どっちも好きです。


Vistaではあまり評判よく無かったので、
Win7は頑張って欲しいと思ってるんですが、どうなんでしょうね。
以前Win7の記事で、Win7はXPと同等かそれ以上に速い!みたいな記事がありましたが、
Vistaユーザーが可哀想だなぁ…と(笑)比較対象のOS、一個飛ばしてるよって(笑)
それに、XPと同等って言われてもね。
ブルースクリーンを見なくていいOSにならないかな。
あれ見ると、興醒めしますから…(笑)


米アップルのマック、「ウィンドウズ7」発売で問われる真価


10月16日9時5分配信 ロイター


 [サンフランシススコ 14日 ロイター] パソコン市場で過去数年にわたり着実にシェアを伸ばしている米アップル<AAPL.O>の「Mac(マック)」だが、その勢いは、米マイクロソフト<MSFT.O>が来週予定している最新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」の発売で真価が問われることになりそうだ。
 アップルはパソコン市場で独自のブランドを確立しており、ウィンドウズの世界で起こる出来事をほとんど気にしないマックユーザーに支えられていることから、マイクロソフトの新OS登場が同社の立ち位置を長期的に脅かすことになるとの見方は少ない。
 ただ一部のアナリストは、事前評価の高いウィンドウズ7の発売が、特に米国のパソコン市場でのアップルの勢いを鈍らせ、マックに値下げ圧力をかける可能性があると指摘する。
 マイクロソフトが2007年に発売した「ウィンドウズ・ビスタ」は、いくつかの問題やそれに伴う悪評に悩まされたOSだったが、それはアップルにとって市場シェア拡大の好機となった。
 しかし、ウィンドウズ7が前評判どおりの機能を発揮すれば、アップルはウィンドウズの欠点や不具合をマックの売り文句的に使うことはできなくなるかもしれない。
 一方、アップルがマイクロソフトの新OSを気に掛けている様子はほとんどうかがえない。同社の広報担当ビル・エバンス氏は「マックユーザーからは、ウィンドウズに頭を悩ますのは疲れたという声が絶えず聞こえてくる。彼らが求めているのはマックの使いやすさや安定性、そしてセキュリティーだ」と述べた。
 アナリストの中には、ウンドウズ7の販促活動が大々的に展開されることにより、パソコンショップへの客足が増え、コンピューター全体の売り上げが押し上げられることから、結局はマックにもプラスに働くと指摘する声もある。ブロードポイント・アムテックのアナリスト、ブライアン・マーシャル氏によると、ウィンドウズの新製品発売は過去数年、マックの売り上げを伸ばす「触媒」になっていたという。
 携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」がメディアの関心を引き寄せているが、アップルは依然として売上高の多くをコンピューター関連製品から計上している。2009年4─6月期は売上高全体に占めるマックの寄与度は約40%だった。
 マーシャル氏は、向こう5─10年でアップルはコンピューター市場でのシェアを2倍にすることも可能だと指摘する。
 エンデルレ・グループのアナリスト、ロブ・エンデルレ氏も、ウィンドウズ7の発売がマックの売り上げ増に貢献するとの見方に同意する。「多額のマーケティング費用が投じられるウィンドウズ7は、多くの人を店に向かわせるだろう。増えた客足はアップルの手助けになるかもしれない」と語る。
 しかし、その上でエンデルレ氏は「ウィンドウズ7は優れている。ビスタのような問題もない。シェア獲得競争はかなり厳しさを増すだろう」とも述べている。
 <マックの高い利益率>
 アップルは世界のパソコンメーカーのトップ5には入っていないが、調査会社ガートナーによると、米国では市場シェア8.7%で4位につけている。3年前のアップルの米国でのシェアは4.6%だった。
 2009年4─6月期のマックの販売台数は260万台で、前年同期比では4%増加。アップルは8月に最新OS「スノーレパード」をリリースしたが、アナリストによると、29ドルに価格設定した既存OSからのアップグレードはここまで好調だという。
 ウィンドウズは世界のパソコンOS市場の約90%を占めているが、その一方でアップルは極めて利益率の高い販売方法を築いてきた。
 調査会社NPDの統計によれば、6月に米国の小売店で販売された1000ドル以上のパソコンのうち、金額ベースでは実に91%をアップル製品が占めていた。アナリストらはマックの利益率について、ほかのパソコンメーカーの平均約2倍と試算している。
 ウィンドウズ搭載パソコンの価格は過去何年も下落が続いており、ウィンドウズ7の登場でその傾向は一段と加速するとみられる。
 米ヒューレット・パッカード(HP)<HPQ.N>や東芝といったメーカーが薄型軽量ノートパソコンを約500ドルで売り出しているのとは対照的に、アップルのマックブックは最も安いもので999ドルとなっている。
 NPDのアナリスト、スティーブン・ベイカー氏は、アップルにとって短期的により大きい脅威は、引き続き厳しい経済環境だと指摘。「われわれはいつもウィンドウズとアップルを互いに戦わせたがるが、そんなに単純なことなのだろうか。消費者はどちらもを買い、両方に価値を見出している」と述べた。 
 NPDの調査によると、コンピューターを家庭で所有する米国の世帯の約12%がアップル製品を使っている。また、そうした世帯の約8割が、ウィンドウズ搭載パソコンも同時に所有しているという。


(Yahoo!ニュース)