結局グリベック全額公費助成の検討という産経の記事は誤報だった訳ですけど、
白血病等の高額な医療費に何らかの対処はすると聞いてましたが、動きがあったみたいですね。
約8万円の負担が約4万円になれば、一時的な出費としては負担が減って良いですね。
急に入院宣告されてしまったりとか。
しかしCML的に見たら、そこまで恩恵は大きくないかな、といったように感じてます。
CMLの場合、現状は生涯にわたってグリベックを飲み続けなければなりません。
ですので、高額医療費支給制度の多数該当によって、
4回目からは一般的な所得の場合44,400円が自己負担額になります。
読売の記事には約4万円とありますが、もしぴったり4万円とした場合、
結局4,400円負担が軽くなるということです。
まとめて処方の場合、年間17,600円負担減って感じですかね。
個人的な理想は、アトピーと同じくらいの治療費になったらなぁって思ってるんですが、
現実は病気が病気なだけにそれは無理だろうな〜って思ってます。
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医療自己負担、上限4万円に軽減…来年度にも
5月8日14時40分配信 読売新聞
政府は8日、医療費の窓口負担が一定額を超えた場合に払い戻す高額療養費制度について、70歳未満の年間所得約300万円以下世帯(住民税非課税世帯は除く)の負担上限額を現行の月額約8万円から月額約4万円に引き下げる方向で検討に入った。
年内に厚生労働相の諮問機関「社会保障審議会」で具体案をとりまとめ、2011年度にも実施したい考えだ。
新制度の適用を受ける対象者は、3000万人程度と想定している。
現行制度では、70歳未満の高額療養費の自己負担の月額上限額は、所得に応じて、「住民税非課税世帯」は3万5400円、「一般所得世帯」(年間所得600万円未満)は約8万円、「高額所得世帯」(年間所得600万円以上)は約15万円となっている。
高額療養費の対象となるのは、がんや神経性難病などの患者が多く、過去12か月以内で3回以上、高額療養費の支給を受けた場合は4回目から半額程度に軽減する特例が設けられている。
しかし、最近は景気低迷で医療費負担に苦しむ患者も増えていることや、効き目が大きい高価な抗がん剤が普及してきたことから、一般所得世帯のうち、約3分の1を占めると見られる所得世帯の負担軽減が必要だと判断した。
厚生労働省によると、高額療養費は、医療費ベースで年1・6兆円(2007年度)。同省の試算では、年間所得約300万円以下の世帯の上限額を半額に引き下げることで、医療費ベースで4000億〜5000億円程度、国庫ベースで1000億円以上の財源が必要となるという。実現に向けては財源の確保などの課題がある。
◆高額療養費制度=1か月の医療費が自己負担の上限額を超えた場合、超過分が払い戻される制度。現行では自己負担の上限額は所得水準によって、70歳未満で3段階、70歳以上で4段階に区分されている。例えば、60歳の患者が腹痛により7日間救急病院に入院すれば、医療費は約42万円、3割負担で約13万円かかるところ、自己負担は約8万円にとどまることになる。