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iPadでノート不要?

iPadの登場によって、
ノートパソコンが不要になるか?といった議論がされますが、
どうなんでしょうね。
個人的には各々の用途によりけりだと思います。
ノートパソコンが不要になる人もいれば、やはり必要な人もいる。
その違いは何らかを楽しむために使うのか、何らかを作業を行うために使うのか、
といった違いだと思います。
楽しむためというのは、WEBブラウジングしたり、動画見たり本を読んだりということです。
作業というのはエクセルやワードでデータを作ったり、音楽ソフトで音楽を作ったりといったことです。
やっぱり何らかの作業を行うとなると、ノートパソコンになるんじゃないかな。
音楽に関して言えば、オーディオインターフェイス等の各デバイスと接続することも出来ないし。
逆にネットとか動画とか見るだけならiPadの方がお手軽で良いですよね。
実際、僕も家でパソコンあるのにも関わらずiPhoneブラウジングしたりします。
「パソコンの前に座る」ということしないで良いですし。



iPadバカ タブレットにとり憑かれた男の究極の活用術

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iPadは本当にノートパソコンを置き換えるか


nikkei TRENDYnet6月 7日(月) 11時 5分配信 / 経済 - 産業


 パソコンはトラックみたいなもの。これからも多くの価値があり、なくなることはないだろう。でも、使うのは一握りの人になっていく――


 2010年6月1日(米国時間)に行われたテクノロジーイベント「All Things Digital(D8)」で、米アップルCEOのスティーブ・ジョブズ氏は「タブレットはノートパソコンを置き換えると思うか」という質問に対し、こんな例えで答えた。


 アップルが2010年5月28日に日本で発売した「iPad」は、携帯電話でもなく、パソコンともいえない。まったく新しいカテゴリーのデバイス(機器)だ。それだけに、どんな場面で使えるのか、自分のライフスタイルに合うのかは、使ってみないと分からない。本当にジョブズ氏が言うように、多くの人はノートパソコンが必要なくなるのだろうか。3GモデルとWi-Fiモデルを試用し、その答えを考えた。


思わず外へ持ち出したくなる軽快さ


 iPadをしばらく使ってみて感じたのは、とにかく「軽快」ということ。例えば、その絶妙なサイズ感。730g(Wi-Fi + 3Gモデル、Wi-Fiモデルは680g)という重さは、1kgを切る軽量なモバイルノートと比べれば、際だって軽いわけではない。しかし「画面だけ」だからこそ実現できるその薄さは、書類のすき間にすっと差し込め、持ち歩きには最適。私はノートパソコンとしては薄い部類に入る「MacBook Air」をモバイル用に使っているが、それでもiPadの軽快さには遠く及ばない。そんな手ごろなサイズながら、iPadの9.7インチという画面は広々としており、メールを読むのもWebを見るのも、ケータイやiPhoneとは異次元の体験だ。


 瞬時に起動する点も、iPadの軽快さに貢献している。iPhone OSを搭載するiPadの使用感は、パソコンというより、ケータイ感覚。例えばスタバでラテを待つ間にメールチェック、なんてこともiPadならできる。ノートパソコンよりも気軽に持ち出せて、いつでもさっと取り出して使える。


 操作に機敏に反応してくれる処理速度もうれしい驚きだ。アップルが新開発したという「Apple A4プロセッサー」は、必要十分な処理速度とバッテリー持続時間の両立に成功している。WebブラウザーSafariは、PC向けのページもサクサクと表示し、スクロールでもたつきを感じることも少ない。もっとも今後、「iPhone OS 4.0」でマルチタスクが実装されるし、iPad向けの高機能アプリも増えるだろうから、あくまで現時点での使用感と言える。


 バッテリーの持ちは期待以上。1日中持ち歩いてヘビーに使ってもまだ余裕あり、という感覚だ。iPhoneの心許ないバッテリーに慣れてしまった身には、バッテリーの心配をしなくていいという開放感は格別だ。


 そんなわけで、iPadを手にするまでは「リビング用マシン」だと思っていたが、実際に入手したら、すっかり「モバイルマシン」として活躍している。


 iPadの持ち歩きに1つ難点があるとすれば、画面の映り込みだ。LEDバックライトを搭載したIPS液晶は視野角が178度と広く、発色も鮮やかで美しい。だがその鮮やかさと引き替えに、盛大な映り込みが発生する。薄くて軽いiPadは晴れた日に公園のベンチで使うのにピッタリだが、そんな状況ではディスプレイに映った空を眺めるしかなくなってしまう。というのはちょっと言い過ぎで、角度を調節すればメールやWebブラウズくらいはできるのだが、空や雲に集中力が削がれてしまうので、あまりヘビーな作業には向かない。喫茶店では幾分マシだが、状況によっては天井の照明が反射してまぶしいこともある。iPadを机に置いて両手で文字入力、といった使い方だと角度調整もままならないので、ちょっと問題だ。だがこの点についてはアンチグレアフィルムを張ったり、自在に角度調整できるケースを探す、など運用でカバーできる範囲だろう。


ノートパソコンの代わりではない


 持ち歩きにピッタリのiPadだが、決してノートパソコンを置き換えるわけではない。例えば、この原稿全体をiPadで書けと言われたら、(実際途中まで試してみたが)かなりキツい。ソフトウエアキーボードは思いのほか入力しやすいが、手になじんだ物理キーボードと比べると、どうしてもミスタッチが多く入力スピードが落ちる。横置きの場合、ソフトウエアキーボードが画面の半分近くを占領してしまうのも問題だ。


 Bluetoothの外付けキーボードを使えばかなり快適になるが、そうなると日本語変換の精度が気になってくる。iPadはWebで調べ物をしながら文章を執筆したり、資料を見ながら企画書を書くといった複数タスクが混在する作業には向いていない。そもそも外付けキーボードを持ち歩くのでは、せっかくのiPadの軽快さが生かせない。だから、あくまで“iPadiPad”という割り切りが必要となる。もっとも、ここで挙げた問題はOSやアプリによって解決できる部分も大きい。今後のiPadの進化によって、さらにできることは広がるだろう。


 iPadはノートパソコンの代わりにはならない。しかし、実際にiPadを持ち歩いてみるとノートパソコンが必要な場面というのはそう多くないことに気づく。私の場合、外出先での主な作業は、メールの対応、送られてきたExcelPowerPointの資料のチェック、Webでの情報収集、そしてマインドマップアウトラインプロセッサを使って原稿や企画の構成を考えるといった程度だ。これらの作業はいずれもiPadで置き換えられる。どうしてもPCが必要なのは、前述のように原稿の執筆や企画書の作り込みだが、これらはオフィスや自宅で作業することが多い。だから、iPadは私にとっては必要十分な機能を持ったモバイルマシンと言える。


3GかWi-Fiか。いつでもネットにつながらないと魅力半減


 iPadは、3G + Wi-Fiモデル(以下3Gモデル)とWi-Fiモデルの2種類がある。どちらを選ぶのが正解だろうか。3GとWi-Fiの両モデルを1週間使ってみての感想は、「iPadはいつでもネットにつながっていないと魅力半減」ということだ。既にノートパソコンを持ち運んでいて無線ルーターを持っているなら、iPadWi-Fiモデルで十分だ。また行動範囲内にWi-Fiスポットが充実していて、ほぼどこでもつながるのであればWi-FiモデルでOK。


 でも、外出先でネットへのアクセス手段を持っておらず、ノートパソコンを持ち歩く予定もないのなら3Gモデルを選ぼう。Wi-Fiモデルより1万3000円ほど高く月額料金もかかるが、ネットにつながらないiPadはそのポテンシャルの半分も生かせない、と思う。


 3Gモデルと“Wi-Fiモデル+無線ルーター“には、ネット接続以外の違いもある。そのひとつがGPSだ。3GモデルはGPSを搭載しており、かなり正確な位置情報を取得できる。例えば車でiPadをナビとしても使うなら3Gモデルを選びたい。ただし、Wi-Fiモデルも無線LANの情報を基に現在位置を割り出す機能を搭載している。無線LANの密集している都内では、ほとんどの場合数メートルから数十メートルの誤差で現在地を表示してくれた。現在地とまったく違う場所の地図が出た、というケースはなかったので、私の場合、“Wi-Fiモデル+無線ルーター”で十分かもしれない。


 3Gモデルにはいつでもプッシュ通知を受け取れる、というメリットもある。メールやIMメッセージの着信、カレンダー、アドレス帳の変更などを、リアルタイムで受け取れる。だが私の場合、その辺の役割はiPhoneに任せてしまっていることもあり、プッシュを受け取れなくとも不便に感じることはなかった。もちろん、Wi-Fiモデルでも無線LAN接続中はすべての通知を受け取れる。


 ハードウエア的には、3Gモデルの方が背面のデザインが多少野暮ったく、50gほど重い。3Gを使うとバッテリー持続時間が最大10時間から9時間になるという違いもあるが、実際に使うといずれもほとんど気にならなかった。


秋には新しいOSもやってくる


 iPadユーザーにとって、待ち遠しいニュースもある。もうすぐ(アップルは「この秋」としている)、iPadのOSがiPhone OS 4.0にアップデートされるのだ。このアップデートでは待望のマルチタスク機能に対応するほか、アプリのフォルダ分け、企業向け機能の強化(複数Exchangeアカウント、セキュリティーの強化など)、通信対戦ゲームプラットフォームの搭載など、数多くの新機能が予告されている。このOSアップデートにより、「複数作業を同時にできない」といったiPadの印象も変わるはずだ。あと半年で、iPadはさらに魅力的なデバイスに生まれ変わることだろう。


 さて、冒頭の「iPadによってノートパソコンは必要なくなるのか」という疑問について。iPadはパソコンの代わりにはならない。そもそもiPadを使うにはパソコンが必要だ。でも、iPadはかなりの部分、ノートパソコンの代わりになる。それどころか、ノートパソコンよりも優れた軽快さもある。私のように長文を書いたり、仕事で必要なソフトがあるというのでもない限り、(持ち歩くための)ノートパソコンは必要なくなりそうだ、と感じた。自宅にデータを保管する母艦としてパソコンを置き、タブレットを持ち歩く。こんな組み合わせが一般的になる日も遠くはないのではないだろうか。


(文/出雲井 亨)