CMLの治療において、最後の砦は造血幹細胞移植になりますが、もし移植をしなければならない状態になった時にこういった移植技術も高くなってると体への負担が減りますね。
移植はやはりそれなりにリスクがありますから、こういった実験の積み重ねで少しでも体への負担が楽になるのであれば良い事ですね。

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造血幹細胞だけの取り出し成功、白血病治療期待
読売新聞 7月8日(金)9時14分配信
人間の血液の赤血球や白血球などのもとになる造血幹細胞だけを取り出し、マウスに移植して、血液を増やすことに、カナダのオンタリオがん研究所などのチームが成功した。
白血病治療などへの応用が期待される。8日付の米科学誌サイエンスに発表する。
人間の造血幹細胞は主に骨髄の中にあるが、造血幹細胞だけを取り出す手法はなかった。このため、血液のがんに当たる白血病の治療では、新たな造血幹細胞から、がん化しない血液を作るため、他の細胞を含む骨髄が移植される。
研究チームは、造血幹細胞の表面に表れる糖たんぱく質に着目。その一種「CD49f」の細胞1個をマウスに移植。18匹のうち5匹は5か月以上血液を作り続けたという。造血幹細胞だけを取り出し、安全に培養できるようになれば骨髄移植量が減り、患者の負担軽減につながる可能性がある。