CMLで言えば、フィラデルフィア染色体が病の原因と分かったのと同じだと思います。
遺伝子が見つかった事によって、薬を作る100万分の1の宝探しが始まるのでは。
原因遺伝子の発見、薬の製造、どれも大変だと思いますが、一歩大きな前進をしたということでしょうね。
医学は日進月歩、あらゆる癌に分子標的薬で治療が出来るようになって欲しいです。
- 作者: ロバート・L.シュック,小林力
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/07/04
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血液がんの原因遺伝子発見=骨髄異形成症候群、薬開発に期待―東大など
時事通信 9月12日(月)2時9分配信
血液をつくり出す細胞に異常が起きる難治性血液がんの一種「骨髄異形成症候群」の原因となる遺伝子を、東京大医学部付属病院の小川誠司特任准教授らの国際共同研究チームが発見した。現在は根本的な治療法は骨髄移植のみだが、遺伝子の発見が治療薬開発につながる可能性があるという。論文は11日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
研究チームは患者29人の遺伝情報を詳細に解析。細胞が遺伝情報をコピーする際、必要な部分だけを選び出す「スプライシング」に関わる複数の遺伝子に、高い確率で変異が生じていることが分かった。
さらに患者316人と、他の血液がん患者266人を比較。これらの遺伝子に変異がある割合は、骨髄異形成症候群で最大85%だったのに対し、他は数%以下だった。変異させた遺伝子をマウスの細胞に導入し、血液をつくる能力が低下することも確認した。