国民総背番号制

民意としてはプライバシーの心配など多いようですが、何だかんだ、個人的には導入した方が良いと思います。
以前プログラムやデータベースを使って仕事してたりもしましたが、その経験での見方では、やはり機械的なIDによる管理が望ましいと思います。
ユニークIDをちゃんと割り振っておけば、重複とかのミスもなくなるだろうし。


僕の病気で、病院で限度額分だけの支払いが出来ない事情が、この国民総背番号制がないからのようです。
ただ現実として一時的な支払いが出来ない方もいる状況ですので、国民総背番号制導入に関わらず一応限度負担額分だけ支払えば良いように近々なるようです。
でもやっぱりIDがあった方が円滑に事務処理が進むと思いますけどね。


全国民を番号で管理する新たな共通番号制度「マイナンバー」導入への動きが本格化


フジテレビ系(FNN) 2月13日(月)19時38分配信


すべての国民を番号で管理する、新たな共通番号制度「マイナンバー」導入への動きが本格化している。
東京・有楽町の人は、「インターネット関係のパスワードとか、アドレスみたいな感じ」、「ナンバー? 車の?」、「携帯かなんかですか?」などと話した。
街の人も首をかしげる、「マイナンバー」。
健康保険証や年金手帳など、今までバラバラだった個人情報を1つにまとめ、国民1人ひとりに番号を割り振り、管理していくという新制度。
政府が14日に閣議決定し、今国会中にも提出されるという、新たな共通番号制度「マイナンバー」。
現在の住民基本台帳ネットワークをもとに、年金や医療機関の受信履歴、さらに、収入や納税に関する情報など、すべてマイナンバーにひもづけし、一元管理するという新制度。
街の人からは、「ちょっと、ロボット感ありますよね」、「ひもにつながれているような感じが」などとの声が聞かれた。
自分の情報が番号で管理されることには、拒否反応もあるものの、制度開始後に配布されるICカードなどに記された1つの番号で、これまでバラバラだった個人情報が1つにまとまることになり、わずらわしい役所での手続きが簡素化されるなど、利便性がアップするという期待もある。
経済ジャーナリストの荻原博子さんは「今の制度は、『税金は税金』、『社会保障社会保障』と、全部縦割りに省庁でなっているので、この番号を有効に使えば、誰がどれだけ支払って、どれだけのサービスを受けているかというのが、すっきりわかるようになりますね」と話した。
例えば、税務署が把握している納税状況と、失業保険など社会保障サービスの情報を一元管理することで、低所得者を装う生活保護費の不正受給者を防ぐ効果がある。
さらに、大災害などが発生した際には、金融機関から被災者への保険金などの支払いが、マイナンバーを利用することで、円滑に行われるようになるという。
街の人は、「便利そう。手続きが省けそう」、「やった方がいいんじゃないですか。導入すると、無駄な経費が省ける」などと話した。
しかし、その一方で、「隠しておきたいことって、あるじゃないですか。そういうところまで、みんな露出される気がして」、「最近よく、情報漏えいのニュースとか見るので、そういうところが怖いなと思います」などという声も聞かれた。
収入や病歴など、個人情報漏えいによるプライバシー侵害や、番号や個人情報の不正利用で被害に遭うことなどを心配する声も聞かれた。
一方、同様の制度がすでに行われている海外について、東京工業大学の大山永昭教授は「アメリカには社会保障番号(SSN)と、韓国では住民登録番号があって、番号に対するアレルギーというよりも、『番号があるのが当たり前』というふうになっていて。番号に対する十分な配慮なしで、もし使うと、相手側が、単に『あなたの番号何番ですか?』で信じるようなことになると、これは当然、なりすましが起きてしまう」と話した。
政府は、個人情報漏えいの監視機関の設置などを盛り込んだ関連法案も今国会で提出し、3年後の運用開始を目指している。