先月アトピー慢性化の仕組みを解明といったニュースがありましたが、引き続き良いニュースですね。
仕組みが分かったという段階なので、CMLで言えばフィラデルフィア染色体の発見と同じ段階だと思います。
これから標的を阻害するための化合物を模索する訳ですが、大変な事なのでまだまだ先の事になりそうですね。
アトピー治療薬、グリベックみたいに自然治癒ではなく強引に作用する上副作用も軽い、優れた薬が出来て欲しいです。
- 作者: ロバート・L.シュック,小林力
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/07/04
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慢性アレルギーの根治薬期待=原因細胞抑える仕組み解明―千葉大
時事通信 7月2日(月)2時5分配信
ぜんそくやアトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー疾患を引き起こす免疫細胞「Th2」の働きを抑える仕組みを千葉大大学院医学研究院の中山俊憲教授らが発見し、1日付の米科学誌ネイチャー・イムノロジー電子版に発表した。この仕組みを担うたんぱく質や遺伝子を標的にすれば、慢性アレルギー疾患を根本的に治す新薬を開発できると期待される。
免疫細胞は必要に応じて働くよう、普段は適度に抑えられているが、アレルギー疾患ではバランスが崩れTh2細胞が増殖、活性化してしまう。この細胞は周囲の細胞から分泌されるたんぱく質「TGF―β(ベータ)」によって増殖や活性化が抑えられるが、仕組みは分かっていなかった。