個人的には世襲が何故そこまで問題になるのか分からないな。
まぁ、このニュース記事では良く思ってない方も多いようだけど…。。
単純に、麻生さんみたいな有能な人もいれば、鳩山さんみたいな無能な人もいる、ただそれだけのことで、世襲自体よりも無能な人間が実権を握ることの方が問題だと思う。
実際、民主党政権では無能ばかりな結果、こんな現状です。
安倍総裁が経済政策を掲げてるので掘り返しますが、菅前総理が財務相のとき、乗数効果を知らないと話題になりました。
音楽でいえば、ダイアトニックコードを知らないとか、そんな感じでしょうか。超初歩のことです。
まぁ音楽だったら芸術なのでそれを知らなくても感覚があれば良かったりもしますが、経済っすよ(笑)
こんな人材が財務相で良い訳がないのに。
民主党の正体−矛盾と欺瞞と疑惑に満ちた、日本人への恐怖の罠(OAK MOOK 305 撃論ムック)
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「世襲」めぐり民・自の違いくっきり…有権者どう判断?
産経新聞 11月22日(木)11時30分配信
「地盤(支持基盤)、看板(知名度)、カバン(資金)」を引き継ぎ、選挙に有利とされる世襲。野田佳彦首相(55)が衆院選での争点化を図ったことで、民主党参院議員の羽田雄一郎国土交通相(45)は父、孜(つとむ)元首相(77)の長野3区へのくら替えを断念した。対照的に自民党の大物議員は相次いで息子へバトンタッチする。対応の違いは有権者の判断にどう影響するか…。
◆「象徴にされた」
引退する孜氏の後援会「千曲(ちくま)会」が後継者の選定に入ったのは昨年6月。民主党のマニフェスト(政権公約)で世襲が禁じられていたため、千曲会は党本部に、雄一郎氏がくら替えした場合は抵触するのかを再三確認してきた。
だが、回答はなく、党内で議論された形跡もない。そこに降ってわいてきた野田氏の世襲禁止表明。千曲会の北沢寛和幹事長(57)は「参院で3期の経験があり、単純な世襲とは違うはず。説明もなく、完全に自民党との違いを示す象徴にされた」と憤る。
雄一郎氏は20日の会見で「厳しい中で戦う同志に迷惑をかけるわけにはいかない。父の思いを継いでくれる人に引き継ぎたい」とサバサバした表情で語った。
◆引退迫られ…
自民党も前回衆院選の政権公約で「3親等以内の親族らによる同一選挙区での立候補を禁止」と明記していた。だが、候補者の公募という手続きを取ることで世襲を容認してきた。
群馬4区では福田康夫元首相(76)の後継として長男の達夫氏(45)が出馬を予定している。達夫氏も公募を経たが、応募はなかった。
後援会幹部の柳沢本次さん(87)は「政治は継続性が必要。父の背中をみて勉強してきた達夫氏が最適だ」と話す。
北海道12区では小泉政権当時、「偉大なるイエスマン」と呼ばれた武部勤元幹事長(71)が、約10年にわたり秘書を務めた長男の新(あらた)氏(42)に地盤を譲る。新氏も公募で、3人の中から選ばれた。事務所関係者は「世襲という批判もあるが、選考を経ている。有権者の判断に任せるしかない」。
変則的な世襲もある。前回衆院選で落選した伊藤公介元国土庁長官(71)は解散前日の15日まで、自民党からではなく、無所属での出馬に意欲を示し、ポスター2千枚も用意していた。だが、同日夜の電話で状況が一変。日本維新の会幹部から三男の俊輔氏(33)を東京23区で公認することを告げられ、「協力してほしい」と暗に引退を迫られたという。
引退を決断した公介氏は「政治は世襲というだけでやっていけるものではないのに…」と苦笑する。
◆「新しい風も必要」
羽田雄一郎氏の地元、長野県上田市の飲食店店主、小林ゆみ子さん(62)は「能力があればよいが、親が政治家だからといって安易に継ぐのはよくない」と話す。同市の無職男性(69)も「世襲が続くと政治家になりたい優秀な人が埋もれてしまう」。
福田氏の地元、群馬県高崎市の会社員、田口友彦さん(38)は「候補者が議員に向いているのかを有権者が判断すればよい」と一定の理解を示すが、「世襲が続くと人付き合いに引っ張られる。新しい風も必要かもしれない」と語る。
明治学院大の川上和久教授(54)=政治心理学=は「世襲は確かに弊害もある。ただ、最近の選挙では風次第で世襲の影響も吹っ飛ぶ。重要なのは個人の資質であり、有権者への説明責任を果たしているかだ」と話している。