義眼

少し前のニュースになりますが、
人工眼なるものが開発されたそうです。
科学の進歩はすごいですね!


このニュースで思ったのは、
いつぞやのブログでも書いたと思いますが、
今人間が五感で感じている事は、
脳に送る電気信号でしかないんだなぁと思いました。


http://d.hatena.ne.jp/Shinez/20070921/p1


ですので、もし直接脳にその信号を流す事が出来れば、
例えば焼き肉を食べていなくても焼き肉の味を感じる事が出来る訳です。


でもいつか本当にそんな事が出来る世になったら、
ちょっと恐いなぁ〜(笑)
脳に配線して、何かスイッチを押すと電気信号が流れ、
スイッチを押すと何も食べてないのにパンの味がして、
スイッチを押すと何も匂わないのにラベンダーの香りがして、
スイッチを押すと何も音がしないのにモーツァルトが流れ、
スイッチを押すと家にいるのに美しい景色が見れ、
スイッチを押すと誰にも触れられてないのに温もりを感じる…


恐ろしいです(笑)
勝手に未来の架空の人間を想像してしまいましたが、
どう考えてもこれは麻薬です(笑)


今後科学はどうなっていくのでしょうね。



感じる科学 (Sanctuary books)

感じる科学 (Sanctuary books)

人工の眼で視力を回復する


科学が、またひとつ光明を与えてくれました。


「Boston Retinal Implant Project(ボストン網膜移植プロジェクト)」が人工眼の移植の試作に成功したそうです。これは加齢性黄斑変性症という病気で失明した人に対して有効な方法で、眼球の後ろ側にチップを埋め込み、髪の毛よりも細い電線で脳とつなぎ、そこから光信号を脳に送ることによって実現されます。


現在は全くモノが見えない状態から周囲に何があるかぼんやりと感知できるくらいまでには到達しているそうです。開発者たちはより性能を上げ、人の表情のディテールがわかるくらいまでには到達したいと考えているとか。


なお、この技術には限界もあります。たとえば生まれつき目が見えない人や、緑内障によって視力を失った人には効果がないそうです。あくまでもかつて視力があり、今でも部分的に視神経が働いていることが条件だとか。それでも素晴らしいニュースですね。