ATOK for iOSを使ってみた

悩みましたが、セールでしたので買ってみました。
決め手となったのは、iOS 9にしてから起こるようになったSwypeの不具合ですね。
多分iPhone版アプリが関連してると思うのですが、不具合の特徴としては上部の補完キーワード以外のキーが反応しなくなり、iPadアプリの画面では黒のインターフェイスのはずがグレーっぽくなってることです。
そして他のキーボードへの切り替えも出来ませんが、iPhoneアプリでは切り替えボタンは効くので、フリーズした場合は一旦iPhoneアプリを起動してそちらで純正キーボードに切り替えてました。
今までも他社製キーボードはたまにキーボードが表示されない不具合がありましたが、タスク一覧からアプリを完全終了すれば直りました。
しかし今回の不具合はiPadを再起動しても直らない場合があったり、イラついてたので、セールがあったら試してみようかなと思ってたATOKがセールになったので、乗り換えてみたのです。

ATOK for iOSの良かった点と悪かった点


1年経っても相変わらず評判が悪いので、それも悩む原因でした(笑)
しかし期待値が低かった分、思ったより快適で、メインとして使っていこうと思いました。
価格相応かと言われるとどうなのか微妙だけど、少なくとも今まで使ったキーボードの中で一番不快度は少ないと思いました。
矢印キーを求めていたので、それだけでも大きいですが、一括削除も便利ですね。
同じキーボード内で日本語入力に切り替えれて、右左に自由に配置出来るのも良いです。
Swypeでは3つしか表示されない英語の補完キーワードが多数表示されるのも良いですね。
あとはこれがあったらなぁ…と思うのは、特許絡みがあって出来ないとかあるのかもしれないけど、Swypeだったら長押しで記号や数字が入力出来たり、Androidのキーボードでは上にスワイプすれば数字が入力出来るような機能ですね。
ちょろっと数字や記号を入力したい時、これが出来ないと不便であります。
あとは日本語のテンキーキーボードで余白分を生かして何か優先度の低いものでも配置して欲しいなと思ったりします。
iPhone 6/6s Plusくらいの余白ならいいけど、iPadになるとスペースが無駄過ぎる気がします。
それとこれはATOK側の問題ではなく、他のキーボードでも同じでiOS側の仕様と思われますが、他社製キーボードでも上下スライド移動出来るようにして欲しいですね。
せっかくATOKになり日本語/英語を一つのキーボードで使えるようになって純正を排除出来るかなと期待してたのに、位置を調整するためだけに純正キーボードを設定しておかなければなりません。

今まで使ってみた他社製キーボードのレビュー


一定期間利用したキーボードのレビューを書きたいと思います。
まずは上記でも述べてるSwypeです。
Swypeはなぞって入力出来るのがメリットだったりしますが、こちらはiPadでキーとキーの間隔が広いからかあまり使ってませんでした。
Swypeで良かったのは、英語でも補完キーワードが出てくることと、前述のキーの長押しで記号や数字が入力出来ることですね。
良くなかったのは、矢印キーがないことと、キーボードを切り替えるときにスワイプしなければ変えれない点です。


矢印キーがないことである時乗り換えてみようと使い始めたのがiKeywiです。
こちらは元々脱獄アプリだったものが純正として登場した経緯があり、根強い人気があるようです。
iKeywiの最大のメリットは独自の5段キーボードですね。そしてその上段のキーに自由に機能を当て嵌めることが出来るという。
なので、王道の数字を配置しても良し、矢印キーなど特殊なキーを配置しても良し、といった感じです。
iKeywiの良くなかった点は、補完機能が付いているにも関わらず何故か表示されない点です。
一部のアプリでは問題なかった記憶がありますが、ブラウザとか自分がよく使うアプリでは何故か表示されず、頂けませんでした。
そして一定期間使ってたもののSwypeに戻した最大の理由は、キーを押下した時の判定の仕様です。
記憶が曖昧だったので今久しぶりにiKeywiを起動して動作確認してみましたが、iKeywiは次のキーをタップする際に一つ前のキーを離しておかないと入力されない仕様となってるようです。
例えば右手と左手で「row」と入力するとします。するとささっと打とうとすると、oを押す時にrが離し切れてなくてoが反応せず、「rw」となってしまったりするのです。これが非常にイライラして結局慣れず、Swypeに戻しました。
しかし今確認してみて発覚したのですが、何故か「i」と「s」ではきちんと反応する模様。
しかしやはり純正と仕様が違って、離した方から入力されるようです。つまり純正で「i_down → s_down → s_up → i_up」と入力した場合、押した順番に入力(downで判定)されるので「is」となりますが、iKeywiの場合離した順番から入力(upで判定)されるので、「si」となります。
因みに、今試してみるとこの仕様はATOKでもそうなっている模様。何日か前にYahoo!でリアルタイム検索した時にATOKのキー判定について慣れないようなことを呟いてる人がいたけど、多分この事を言っていたのでしょうね。
自分はこの仕様に関してはATOKで今まで気になってないので、いつも順番通り離せているということでしょう。
Swypeでも試してみましたが、こちらは純正と同じ仕様になっているようです。



ATOK -日本語入力キーボード