ヘイトスピーチにミュージシャンが「NO」

楽家はやっぱ左巻きな人が多いですね。
自分は音楽を制作する側ですが、自分はこの人たちとは逆の考えです。
本当に無意味な差別、過去の黒人奴隷などそういったものは自分も反対です。
だけど反韓デモはそういったものとは違った性質のものです。
今まで散々侮辱・嫌がらせを受けてきて、日本人はそれでも我慢をしてましたが、それも限度に達して反韓感情が高まってきました。
確かに死ねとか殺せとか言うのは自分もどうかと思いますが、執拗に嫌がらせを受けて来たのなら嫌うのは自然な感情だと思います。
別にこれは人間じゃなくても、例えば猫を執拗にいじめたら自分は嫌われ警戒されるでしょう。
動物であれば当たり前過ぎる感情です。
で、こういった左巻きの人はそういった嫌われる原因、現実は見ないんですよね。
ちょっと前にサザンの新曲について書きましたが、その時も現実を見てないからこのような曲になるのだと書きました。
結局、頭が妄想ばかりになってると思います。
だから音楽だったり映画だったりで頭の中を表現しようとするのかもしれないですけどね。
自分は差別感情はないし、例え嫌いな中国人・韓国人であっても個人レベルでは教養のある方もいるのは分かりますし、そういった方は来る者拒まずです。
帰化されてますけど、例えば呉善花氏を排斥する理由なんてどこにもありません。

ヘイトスピーチ>ミュージシャンが「NO」 差別に憤り


毎日新聞 - 2013年09月22日 09:56


 在日コリアンらの排斥を掲げ、東京・新大久保や大阪・鶴橋などで続くヘイトスピーチ(憎悪表現)デモ。差別をあおり立てるデモに、さまざまな形で「NO」を突きつけるミュージシャンが出始めている。


 「アリラン アリラン アラリヨー アリラン峠を越えて行くー」。朝鮮民謡をギターで弾き語りした後に、ロックバンド「ソウル・フラワー・ユニオン」のボーカル、中川敬(たかし)さん(47)は呼びかける。「みんな、仲良くしようぜ」


 「カウンター」と呼ばれるヘイトスピーチへの抗議活動に賛同する「反レイシズム(人種差別主義)著名人メッセージ」に寄せた映像だ。


 「アリラン」を歌うようになったのは、1995年の阪神大震災後、仮設住宅で行った出前ライブがきっかけだ。在日コリアンが多く、被害も大きかった神戸市の長田地区でリクエストを受け、歌い始めた。90年代後半には北朝鮮と韓国でライブを行った。


 「当たり前のことやけど、そこにいるのは同じ人間。人間同士の付き合いがあれば、レイシズムなんてものはなくなっていくよ」と話す。


 転校を繰り返しながら、関西で育った。高校生の時、コリアンタウンの大阪・鶴橋の駅で通りすがりの女性を見て「あの子かわいいな」と言うと、隣の友人が言った。「あれ、チョンコ(在日コリアンの女の子)やで」。生まれて初めて、身の回りにある「差別」を意識した。嫌悪感が、胸に広がった。


 同じ鶴橋で、女子中学生も参加してヘイトデモが行われているのを知った。「朝鮮人を殺せ」「ソウルを火の海にしろ」。自分が大切にしてきたものがおとしめられていると感じた。


 6月に発売したアルバムの一曲「踊れ! 踊らされる前に」にはこんな一節がある。「荷車の絶唱と/慟哭(どうこく)は続く/断末魔のレイシズムが/身悶(もだ)えている」


  ◇  ◇


 2020年の東京五輪が決まった今月8日。結成25年のロックバンド「イースタンユース」のボーカル、吉野寿(ひさし)さん(45)は、新大久保で行われたデモに抗議する群衆の中にいた。カウンターに参加するのは5回を超す。デモは韓国学校の無償化反対を掲げながら、「朝鮮人は半島に帰れ」などとヘイトスピーチを繰り返した。


 「帰れ」「このデモを中止させろ」。思わず叫んでいた。


 子どもの頃から周囲になじめず、教室の窓から外ばかり眺めていた。人が集まると「暗黙の了解」ができることに違和感があり、中学校3年になると学校に行かなくなった。進学した工業高校も8カ月で辞めた。


 そんな自分に、パンクロックは「異端」の立場からの表現だと映った。「こんな自分でも生きていていいんだ」。初めて居場所を得た気がした。


 多様性を否定するヘイトスピーチはその対極にあると思う。「出自で差別する自由はないし、それを認めれば本当の自由が台無しになる」


 標的の在日コリアンも、事情があってこの国で生きてきた。「どうにかなじんで世代をつなぎ、折り合いを付けてきた。それを壊して何をしたいのか。入り交じって影響され合うから面白いし、それが人生だと思う」【神足俊輔、小泉大士】