スプリセル処方

病院に行ってきました。
予想に反して?結果は良好で、14コピーでした。
数値が改善するに越したことはないので良かったですが、予想としては横ばいか微増かなと思ってました。
ということで、前回は横ばいから微増になったのでスプリセルに変更する予定でしたが、このままならグリベックでも良いし、スプリセルに変えても良いとのことでした。
個人的にはスプリセル変更予定にあたりグリベックを消化するために期間を考えたりクレカの増枠をしたり下準備をして来て気持ちも切り変わってたので、予定通りスプリセルに変えてもらいました。


そういえば、先日のノーベル医学生理学賞がありました。
それにあたって色々検索して知りましたが、スプリセルの開発はブライアン・ドラッカー博士だったのですね。
スプリセルはブリストル・マイヤーズスクイブ社から発売されており、グリベックはノバルティス社なので、開発に関わってるなら同じノバルティスのタシグナの方に関わってるイメージがありました。
何にせよ、将来のノーベル賞候補と言われてるだけに、医療への貢献度は計り知れない程大きいです。

TARC値


今回の血液検査では薬の変更にあたって別の検査をオーダーしていたようです。
話しの中で、好酸球のことではない的な事を言われた気がしますが、家に帰ってデータを見てこのTARC値の事を言ってたのだなと思いました。


http://www.shionogi-shindan.jp/tarc/basic/points.html


上記のように保険適用の検査で、今思えば採血時いつもより試験管が多かった気がします。
それにいつも検査だけの日は5,000円台の請求でしたが、この日は6,000円台でした。
この点数を加算するとちょうど6,000円台になるので、これがオーダーされたのですね。


値は402なので、一応基準値です。
好酸球(EOSINO)はいつも通り多いですので、どう解釈すれば良いのでしょうか。
先のWEBサイトのグラフを見ると好酸球よりもTARC値の方が重症度を表しているように見えるので、そう考えると自分の症状とそこまで乖離してないのかも。
自分は波はあるものの、良好な時も多く、例えば今日は顔が良くありませんが、それでも爛れるといったことはなく悪化しても生活に困る程悪くはなりません。
スプリセル変更でこれらのアレルギー関連の値がどうなるのか気になるところです。

免疫、遺伝子検査について


色々と疑問なことなど話したのですが、根本的に捉え違えてたことがありました。
自分は白血病細胞は何らかの要因が重なり免疫機構をすり抜け増殖したもので、誰でも白血病細胞などのエラーは発生するけど免疫が処理していると思ってました。
なので遺伝子検査の精度が上がれば、免疫で処理出来るだろうレベルまで下げて、またそれが検査でデータで持って分かればそこからは自力で処理出来るものだと思ってました。
だけど、慢性骨髄性白血病の場合はそのような認識とは違うようなことを言ってました。
傷付いた遺伝子の修復を試みたものの正常に修復出来なかったものが増殖したものなので、自分はうまく説明出来ませんが、結局撲滅を目指さないといけないようです。
よって、やはり生物的に免疫とか栄養などではどうにもならない根本的な欠如で、自然の摂理では死ぬことが当たり前の症状を生物の仕組みである遺伝子をコントロールすることで本来の不可能を可能にし、生きているんだなと実感しました。
分子標的薬は人類の英知ですね。


この話しは高精度の遺伝子検査、恐らくPCR法のことだと思いますが、PCR法が保険適用になりそうとの話しから発展しました。
また、分子標的薬での完治について、精度の劣る遺伝子検査、恐らくAmp-CMLのことだと思いますが、Amp-CMLでの結果で判断した断薬は散々な結果だったとのことです。
ただまだ公式には発表されてなく、学会でそのような話しになってるといったもので、話半分、参考程度にして貰えればと思います。

18日分の薬代


副作用の様子見期間としてとりあえず18日分を処方して貰いましたが、請求額は約10万円でした。
以前から計算してたので頭では理解してましたが、改めて請求書見て、やはり高いですね(笑)
でもグリベックの300倍以上の威力があるので、そう考えると安いのかもしれないけど。
てかグリベックの薬価をそのまま300倍にしたら恐ろしい医療費になる(笑)


高額には違いありませんが、日本国においては高額医療費制度があることから、実質的な負担はグリベックとあまり変わりません。
多数該当などで計算式がなく限度額が変動しない場合は全く変わりません。
また、現在は初めから限度額での支払いも可能になったので、一時的とはいえ大きな金額を用意することは難しいといったケースも回避出来るようになりました。