大府高校

愛知県の母校、大府高校が甲子園出場を果たしたそうです。
28年ぶりの出場だそうです。


高校時代と言えば、余り良い思い出がありませんが、
それでも嬉しいものですね。


この大府高校、関東圏の方は知ってる方も多いかもしれませんが、
槙原さんの母校でもあります。赤星選手も大府高校です。
野球以外にも色々著名な方を輩出している学校です。
因みに私もその一人です。…嘘です(笑)


文部両道を掲げてたと思いますが、
その中で良く成果を出したと思います。
私立校など、野球にだけ力を注いでる学校もある訳で、
その中文部両道で成果を残すのは難しい事だと思います。



世の中への扉 甲子園がくれた命

世の中への扉 甲子園がくれた命

第90回全国高校野球:東愛知大会 決勝(その1) 大府、28年ぶり代表 /愛知


 ◇成章、春夏連続逃す
 第90回全国高校野球選手権記念東愛知大会(県高野連朝日新聞社主催)は25日、岡崎球場で、成章―大府の決勝を行った。どちらが勝っても県勢としては28年ぶりに公立校が代表となる試合は、大府が3―1で制し、28年ぶり3度目の夏の甲子園出場を決めた。大府は今村隆之投手が投打にわたって活躍した。成章は大府の好守にあと一本が出ず、春夏連続の甲子園出場はかなわなかった。西愛知決勝の東邦―愛知啓成戦は26日午後1時から熱田球場で行われる。
 ▽決勝
成章 000001000=1
大府 01020000×=3
 ◇今村が投打に活躍
 大府は二回、山下が左中間三塁打を放ち、榊原が四球を選んで好機を作り、鶴田の内野ゴロの間に山下が本塁を狙ったがタッチアウト。得点機を逃したかにみえたが、続く今村が右前打を放って先制。四回には2死から高田、鶴田の連打で一、二塁とし、今村が左中間二塁打を放ち2点を加えた。今村は3打点すべてを挙げた。投げても今村は八回までに7奪三振、被安打4と好投。九回から登板した大野は伸びのある直球で3者連続三振に打ち取り、成章を振り切った。
 成章は3点を追う六回、先頭の中村彰が左中間二塁打を放ち、4番倉内の内野安打で1点を返したが、大府の両投手を打ち崩せなかった。
 ◇本当に長かった−−竹前俊宏・大府監督
 非常にうれしい。今村が粘り強く投げてくれた。打線も、成章の小川投手を崩せたことは大きな財産。28年は本当に長かった。甲子園でも自分たちの野球をして校歌を聞けるように頑張りたい。
 ◇開き直り臨んだ−−長尾俊光・大府主将
 ここまで来たら、自分たちの全力を出して、どんな結果でも受け止めようと開き直って試合に臨んだ。野球をやっていてよかった。甲子園では公立校らしいガッツあるプレーを見せたい。
 ◇結果責任は監督に−−糟谷寛文・成章監督
 小川は最後まで丁寧に投げ、いい投球をした。向こうの選手がうちより一枚も二枚も上だった。勝負には負けたが、成章の野球はできた。選手は堂々としてほしい。結果責任は監督の私にある。
 ◇序盤に消極的攻撃−−丸山亮太・成章主将
 相手の今村投手を打てなかった。序盤に消極的な攻撃をしてしまった。小川はいい投球をしていたが、今村投手に投げた球が真ん中に入り、打たれてしまった。成章の野球はできたと思う。
 ◇「成長したなあ」−−前大府監督・馬場茂さん
 「たくましく成長したなあ」。86年から06年度まで大府の監督を務めた馬場茂・県教委体育スポーツ課主事(44)は、決勝をスタンドから観戦した。今年の3年生は馬場前監督の最後の年の1年生。グラウンドの彼らは「とても大きく見えた」と言う。
 80年に大府が出場した夏の甲子園で、馬場さんは2年生ながら正捕手としてグラウンドに立った。以来28年間。馬場さんは監督として3回、母校をセンバツに導いた。だが夏の甲子園への道には私立の強豪校が立ちはだかった。甲子園を目前にしながら決勝で敗れることも。悔しい思い出が多い。
 「必ずOBとして夏の甲子園に連れて行くからな」。卒業生にはそう約束してきたという。「私にとって最後の教え子たちが、ようやく約束を果たさせてくれた。心から『ありがとう』と『おめでとう』を言いたい」【中村かさね】
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 ■熱球譜
 ◇何が何でも捕る−−牧内樹遊撃手=大府(2年)
 一回表、成章の先頭打者が振り抜いた鋭い打球は二遊間へ飛んだ。抜けたかと思われた瞬間、大府の遊撃手が横っ跳びしてキャッチ。間一髪で打者を刺した。試合の流れを呼び込む大きなプレーだった。
 「何が何でも捕ってやろうと思った。捕る自信もあった」。牧内樹(たつき)遊撃手(2年)はそう振り返る。先発した今村隆之投手(3年)は「あれはうれしかった。助かった。抜けていたら向こうのペースになった。うちはみんな守備がうまいんです」と体を張ったプレーに感謝した。
 春の公式戦。牧内選手は今回と同じプレーで左肩を痛めた。今も接骨院で治療を続ける。だが「プレーには影響ない」と淡々と語る。
 「派手さはいらない。基本に忠実なプレーが目標」。この日は七つのゴロを無難にさばき「上出来です」と言葉少なに話す。
 そんな牧内選手が表情を崩した。甲子園出場を決めた瞬間。「ワクワクした。最高です」。目が輝いていた。【佐野裕】


(Yahoo!ニュース)