「Guyatone」の東京サウンドが営業停止

時勢を感じさせるニュースですね。
Guyatoneといえば実家に伯父の遺品となったアンプがあったり、こういったニュースは残念ですね。
そのアンプを中学校の文化祭で使用して、何のトラブルか忘れたけどやたら自分だけ音量がデカかった覚えがあります(笑)
そういえばローランドはちょっと前に希望退職者を募集してましたし、この業界は厳しいのかもしれませんね。
楽器は基本的には娯楽で、経済的に厳しくなったらまず娯楽費を削ると思うし。
すぐには効果は出ないと思うけど、アベノミクスで日本経済が少しでも回復して欲しいです。



Guyatone Hot Drive [HDm5]

Guyatone Hot Drive [HDm5]

「Guyatone」の東京サウンドが営業停止


帝国データバンク 2013/2/7 14:53


 東京サウンド(株)(TDB企業コード:980647747、資本金4000万円、東京都杉並区高井戸東3-36-14、代表松木耕一氏)は、1月31日に営業を停止した。


 当社は、1933年(昭和8年)に創業、56年(昭和31年)7月に法人改組した。我が国初のエレキギターを開発、製造した老舗の楽器・音響機器メーカーで、「Guyatone」ブランドとして、グループサウンズ全盛時代から日本のエレクトリックギターを語る上で、欠かすことの出来ないパイオニア的存在として高い知名度を有していた。特に、エフェクターの開発を得意としており、コンパクトタイプなど多くのエフェクターを開発。その他にも、楽器の周辺機器の販売や自社ブランドで「REXER」(業務用音響機器)や「SOUND」(真空管オーディオアンプ)を開発し、小売店や代理店に販路を築き、90年2月期には年売上高約10億3700万円をあげていた。


 しかし、近年は、一定のマニア層に支えられてきたものの、バンドブームの停滞に伴う若者のギター離れに加え、欧米の有名ブランドに押され、2012年2月期の年売上高は約1億3000万円に減少していた。この間、営業所の閉鎖や人件費の削減など経営改善に努めたものの、業況に回復が見られず、資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。


 負債は約2億2000万円。


 なお、今後の整理については現在弁護士と協議中で、経理業務および修理依頼品の対応については、2月末日まで業務を行うとしている。