iPhoneの得な買い方

iPhone 5sの叩き売りがすごいとのニュースです。
このニュースを見ても、やはり一番得なiPhoneの運用方法は渡り鳥(2年毎にMNP)になることだと思いますね。
自分は特殊な使い方をしてるのでMNPのメリットが受けられないからずっと同じキャリアを使ってるけど、もしパケット定額を含んだ一般的な契約をしてるのなら、渡り鳥になると思います。
この5万円というキャッシュバックの原資はどこから出ているのか考えると、やはり長期ユーザーの利用料から出ていると思います。
新規ばかり優遇する現状に不満を持っている方が多いのも分かります。
ただ、その現状が変わりそうにないのであれば、逆に利用してしまえば良いと思うんですね。
キャリアを変更すると起こる不都合は、番号やメールアドレスが変わってしまうことですが、番号についてはMNP制度でクリア出来ます。
メールアドレスについては、スマホが主流となった現在、Gmail等のフリーメールや独自ドメインのメールを使えばクリア出来ます。
先日のニュースでキャリアメールは無くなるか?といった論考に、キャリアメールが無くなる訳がないと言った声も大きいですが、MNPで使ってたメールアドレスが引き継げなかったり不便な一面があります。
ということで、自分としては、一般的な使い方をするのであれば2年毎の渡り歩きをおすすめしたいです。

iPhone5s“叩き売り”のウラ事情


週プレNEWS 2月27日(木)6時0分配信


iPhoneの一番人気機種、5sの叩き売りがすでに始まっている。


ドコモへのMNP流出を食い止めるため、昨秋からソフトバンク、au(KDDI)は、旧モデルの5、人気面で5sに後れを取った5cに高額キャッシュバックをつけるなどして叩き売りを行なってきた。


一方のドコモは、オンラインショップでの「他社からのりかえキャッシュバックキャンペーン」で対抗。昨年12月以降、5s/5cのMNP購入に対し2万円を割り引いていたが、2月1日からは一挙に5万円に増額。ついに5sも大幅値引きの対象となった(※このキャンペーンは16日で終了)。


当然のごとく、このキャッシュバック増額にソフトバンク、auも追従。もはやケータイ専門店(併売店)では、各キャリアのiPhone5s16GBモデルが「一括0円+数万円キャッシュバック」なんて話も飛び出す始末だ。


購入するタイミング、購入する店舗で大きな差があるスマホの値段。なぜ、このような販売方法が定着してしまったのだろうか? ケータイ研究家で青森公立大学准教授の木暮祐一氏が語る。


「端末価格の大幅値引きという流れを最初につくったのはソフトバンクです。ユーザー数が最小だったソフトバンクは、ドコモ、auという2大キャリアから顧客を奪い取る必要があり、やむを得なかったというところでしょう。そうして『純増数ナンバーワン』を旗印に進撃してきたソフトバンクに対し、auは『MNP転入数ナンバーワン』という目標を掲げ、MNP転入者への優遇、つまりキャッシュバックを始めたのです。


ただ当初、その金額は解約金を補填(ほてん)する意味合いで、せいぜい1万円でした。しかしauがキャッシュバック額を増やすにつれ、ソフトバンクも追随したのです。ドコモはそれを静観していましたが、数万円に上るキャッシュバックを『適切なキャッシュバック』としたKDDIの田中社長の発言に我慢できなくなり、増額したというところでしょう」


もちろんMNPを利用するユーザーにとってはうれしい限り。だが、数万円にも上るiPhone5sを、どうしてキャリアはタダ同然で配れるのか?


「ケータイ利用者は、その原資を誰が払っているのかを考えてほしいですね。結局は通信料金に転嫁されて、まっとうな金額で購入したユーザーが損をしている状況です。またキャリアにとってもこれは体力の消耗戦でしかなく、『やめたいのはやまやまだけど、一社だけやめるわけには……』ということではないでしょうか。本心では、『総務省消費者庁が介入して、やめさせること』を期待しているのかもしれません」(木暮氏)


いつになったら日本のケータイ料金は“適正価格”になるのだろうか。


週刊プレイボーイ10号「iPhone5s“叩き売り”のウラ事情」より