ジェネリックを新薬の半額に
ジェネリックを新薬の半額にとの厚労省案、自分は良案だと思います。
日記を見ると批判も結構多かったですが、結局バランスだと思います。
ジェネリックを優遇し過ぎれば先発品開発会社は特許が切れるまでに稼がないとと新薬薬価高騰になりますし、逆なら先発品との価格差が少なくだったら先発品でって選択する患者が多くなることにより特許が切れても大きな損失なく積極的に新薬を開発する必要がなくなり、新薬開発意欲を抑制します。
CML薬剤について調べてた時に見つけたページですが、以下のページが分かりやすいです。
http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report22_1722.html
現在はジェネリックの価格を海外と比較すると、海外では新薬の2〜4割の価格なのが日本では7割程度で、ジェネリックが普及しない原因の一つになってます。
いきなり海外の水準まで下げる訳ではなく、5割というのは無難な感じだと思います。
お役人のご都合みたいな意見があったけど、全く筋違いな意見だと思う。
あと批判で多かったのは、ジェネリックは成分が同じだからといって効果が同じとは限らないという意見。
人の体は複雑で個人差がありますし、ジェネリックでは効果が出ないケースもあると思います。
でも別に効果が出なかったら先発品に戻せば良いだけではないのでしょうか?
新薬同士ですが、CMLでもスプリセルで合わなかったのでタシグナに変更といった事はよくあります。
自分はアトピーは全てジェネリックに切り替えましたが、効果が薄れるといった体感はなく、経済的で助かってます。
<ジェネリック>新薬の半額に 厚労省案
毎日新聞 11月13日(水)21時13分配信
厚生労働省は13日、後発医薬品の公定価格(薬価)について、新薬(先発医薬品)の50%台に抑える案を厚労相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)に示した。現在、後発薬の薬価は新薬の70%に設定されており、大幅な減額となる。後発薬の普及による医療費抑制が狙い。決定されれば来年4月以降に保険適用される後発薬が対象となる。
新薬の特許が切れてから、初めて発売される後発薬の薬価は新薬の70%。厚労省はこれを見直し、新薬の50%か、または55%に引き下げるとした。50%は、同省の調査で患者が「安くなれば後発薬を使用したい」と答えた引き下げ幅の平均値。今後、後発薬メーカーなどから意見を聞き、中医協で新たな引き下げ幅を決める。
また厚労省は、後発薬の普及率(現在40%程度)が政府目標の「5年間で60%」まで増えない場合などに、既に後発薬が出ている新薬の薬価を、今の特例的な減額に加えてさらに引き下げることを検討している。【佐藤丈一】
新薬の特許が切れた後、別メーカーが新薬と同じ成分で製造する薬。効能も新薬と同等とされるが、研究・開発費を抑えられるため、初めて発売される後発薬でも公定価格は新薬の70%に設定される。既に複数メーカーが後発薬を出している場合は、最安製品の価格に合わせる。政府は2018年3月までに普及率(数量ベース)を60%以上にする計画だ。