WiMAX訴訟
いよいよ訴訟沙汰になってきたみたいです。
まぁ、あの誇大広告では致し方ないと思います。
一昨日集団訴訟を集うブログが立ち上がって、早くもコメントは現時点で800件超え。
改めて、多くの方が不満に思っているのだなと実感しました。
全てが賛同ではないかもしれませんが、ざっと見ても9割以上が賛同者なので、発起人のノルマとしている50人以上は十分達成出来ると思われます。
http://uqwimax.hatenablog.com/entry/2015/07/04/171029
個人的に思う問題点
広告表現
WiMAXがWiMAX 2+へ移行して改悪されてしまったことは、残念ではありますが致し方ないことだと思います。
サービスの改悪は世の中にある他のサービスでもよくあることですし、企業も改悪せざるを得ない事情があって、またそれをする権利があります。
しかしWiMAX 2+の場合は、改悪をしたのにも関わらずさも優位点が変わっていないかのような表現をしています。
具体的には、「制限なし」「ギガ放題」「光回線・ADSLからの乗りかえ」などです。
広告表現としては魅力かもしれませんが、サービスを改悪したのであれば、これらは捨てなければいけないでしょう。
3日3GB制限があるのであれば固定回線としては使えませんし、そうするとギガ放題とは言いがたいですし、まして制限なしはあり得ません。
実際に使うべき広告表現は、どうしても無制限という文言を使いたいのであれば、「通信速度1Mbpsで無制限！」が現実に即しているでしょう。
これなら広告表現で苦情をする人はいないと思います。
緩い3日3GB制限を期待させて勧誘
基本的には必ず3日3GBは契約時に説明され、承諾の上契約すると思いますが、口頭でやり取りする場合さもこの制限があってないようなもの的に口説くのはどうかと思います。
自分は現在本家からGMOのWiMAXに移行しましたが、GMOのキャンペーンが運良く契約出来たので本家を解約しようと電話した際、やはりWiMAX 2+への乗り換えを勧誘されました。
WiMAX 2+にはしたくないんですよねーと断って、その理由を聞かれたので制限があるからと答えましたが、態度が一変して、WiMAX2+は2年間に関しては制限がないのですが。と言われました。
あれ、確か来年(つまり今年)の4月から制限が始まるのでは？と言うと、それは確かに現時点で開始予定だけど、お盆などの混雑時に場所により場合によって制限を掛けることがあるかもしれない。そんなケースまで気にするのであれば、他社含めモバイル回線は利用出来ません。のような感じで言われました。
あれから半年、現実は5月末以降トラフィックに関わらず3日3GB制限が課せられております。
前述のブログのコメントを見てると、そんな感じで緩い制限を期待させて契約してしまった人がいます。
以下引用
「契約時には通信規制の話がありましたが、販売員は恐らくないと発言していました。」
「無制限！実質３日3GB制限はかからない！という店員の文句を信じてWiMAXに契約しました。」
「契約の際、制限される場合があるけれどめったに起こることではないのでご安心くださいとどの口が言ったのでしょうか。」
「私は、店員に「4月以降の速度制限なんて絶対ありません」と言われ、署名させられました。」
「混雑時には制限することがあります キャンペーン期間に申し込めば無制限」
「wimaxから2+に乗り換えるにあたって3日3GB制限について確認したところ「通常の半分程度の速度になります」との答えだった。」
裁判ならこれらを録音したデータなどで証明出来なければいけませんので、普通は録音していないと思うしユーザー側に分が悪いですが、しかしながらこれらの勧誘は問題ないとは言えないでしょう。
コロコロ変わる方針と既存ユーザーへの対応
前述のように、改悪すること自体は致し方ないと思うのですが、通常一定の期間がある契約ですので、大きな方針変更があった場合は既に契約しているユーザーに対するケアが必要だと思います。
例えばWiMAXの40Mbps→13.3Mbps計画の半年前倒しは、去年の夏くらいに契約したユーザーとしては1年間40Mbpsで使えるものだと思って契約している訳ですので、それが出来なくなる可能性があるのであれば、解約金免除で解約に応じるなどのアナウンスが必要だと思います。
前項の口頭で説明された3日3GB制限もそうですね。
規約には予告なしに制度が変更することがあると告知しているかもしれませんが、大きな方針変更は何らかの対応が必要でしょう。
いい例えが思い浮かびませんが、例えば一定期間1日3本の牛乳の配達をお願いする契約をしたとして、ある時方針が変わったと1日1本になったら、それは文句を言いたくなるでしょう。
